本日1月27日。早いもので1月も最終週の土曜日。今週平日を襲った全国的な大寒波の影響は幾分かマシにはなったもののド真冬の現在地を駆け抜けていることを実感できる寒~い1日。そんな寒さも吹き飛ばし、明野タイガース野球少年達は1日練習の巻。だんだんとその足音が近づいてくる新年度と春の大会。しっかり基礎固めの練習に明け暮れたBチーム&Cチーム。明野タイガース大先輩OBのM登センパイも練習応援に駆けつけてくれて元気一杯1日練習を完走。そして何といっても本日のメインイベント、5・6年生による2023年度Aチームは集大成を描いている最後の大会、高槻杯準々決勝戦に挑みました。百花繚乱、ベスト8チーム揃い踏みとなった本日の古曽部スタジアム。第三試合、お相手いただけるのは同じ高槻市の強豪レッドバッファローズさん。胸に去来するのは言わずもがな秋季高槻市長杯準決勝戦。壮絶な大接戦の末、サヨナラで屈してしまった相手。あれから2ケ月、もう1度、レッドさんとやれるなら・・・そんな思いを胸に抱いていたのはワタクシだけではなかったはずの再戦の舞台。隠し切れない溢れる気合を胸に秘め挑んだ1戦はAチームにとって今シーズン第62戦目の公式戦。これまでも幾多の「何が何でも!」の試合がありましたが、それら全てを押しのけて今シーズン最大規模の「何が何でも!」の思いが詰まったこの試合。大熱戦でした。最後の一瞬まで手に汗握った素晴らしい戦いでした。しかしながら、やっぱり高かったその壁。メンバー全員が全力を尽くして最後まで諦めず戦い抜きましたが結果は無念の黒星。1年間に渡って喜怒哀楽の限りを尽くした2023年度明野タイガースAチームによる公式戦トーナメントの旅路が終了した1日となってしまいました。やるだけやったじゃないか!という充実感と本当にこれで終わってしまったんだ!という言葉にできない虚無感・・・様々な感情が交錯した試合終了後のシーンでしたが、まず以ての第一声、Aチーム選手諸君!!とりわけ13名の6年生選手諸君!!本当にキミ達、よく頑張りました。信じ続けた頂点への道にはたどり着けなかったけど、キミ達が今、持てる力を全て出し切った「完全燃焼」の姿だったと称えさせていただきます。明野タテジマで・・・そしてこの13名のメンバーで・・・その「夢」を叶えることは潰えてしまったけど、これから先、この夢の続きへの舞台へともうキミ達は歩き出しているのです。明野タイガースを巣立つ日まであと1か月。そしてキミ達が数年間に渡ってチームに残してくれたモノ・・・それは決して小さなモノなんかではなかったんだよ。
では激闘!古曽部スタジアム、レッドバッファローズさんとの高槻杯準々決勝戦トピックス。先々週の3回戦・4回戦をメンバー一丸となって連勝し、この土壇場にきてムードは最高潮で本日を迎えたAチーム。1回表ウラこそ静かな立ち上がりでしたが、いきなり2回表、先頭打者の四球を起点に猛攻を仕掛けるレッドさん。ジワジワとボディーブローのように効いてくる着実な加点で広げられてゆくリード。3回表を終了した時点で「1-6」と完全に主導権を握られてしまったキッツイ展開。数か月前の「シュン太郎軍団」明野タイガースであればこのまま一方的な展開でのフィニッシュであったことでしょう。しかしながら、Nowな現在地はラストスパートへ燃えたぎる「炎の軍団」明野タイガース。この絶望的な点差も何のその、誰一人として追撃を諦めない3回ウラ明野タイガースのイッキ攻撃は本当に見ごたえがある繋ぐ野球でした。この回、先頭の9番打者N/K大がナイスセンで出塁し、待望のノーアウトのランナー出撃。続く上位打線、T希⇒D樹の連続ヒットで拡大されてゆくチャンスはノーアウト満塁。ガラリと変わったその空気、完全にスイッチが入ったオセオセムードの中、打席に向かうのは3番打者M。本日に至るまでも何度もチームを歓喜に誘う値千金打を放ってきた明野タイガースのポイントゲッター。狙いすました3球目、痛烈な一撃が1塁線を突き抜ける走者一掃のタイムリースリーベースヒット!!これでイッキに2点差へと迫り、続く4番打者主砲S介がこれまたキョーレツな三塁強襲のタイムリーヒットでさらに1点追加。さあ、もう「夢」なんかじゃねえぜ!大逆転でこの試合を必ずモノにするんだ!!シーンは1点差ビハインドながらノーアウト2塁と同点の大チャンス。ここで闘志満々で打席に立つのは明野タイガースきってのパワーヒッター5番打者A叶。これまでの試合でもド迫力弾道で決定打を何本も放ってきた絵になる男。獲物を狙うハンターのように研ぎ澄ます集中力。粘って粘って迎えた7球目、鋭く振り抜き、真っ芯で捉えた打球がレフト後方へ虹のように炸裂するキョーレツな一撃。2塁ランナーS介が狂喜乱舞の大歓声の中、全速力でホームインし「6-6」同点。よっしゃ、よっしゃ~~、よっしゃああ~~~!!大興奮の1塁側スタンド。そうだよな、この試合、絶対にタダで引き下がるわけにはいかないのよな!!まさに1年間の苦しい練習の成果を発揮するかのようなクリーンヒットの競演劇。さあ、これから終盤戦!!この流れを絶対渡さずに逆転するんだ!!誰もが信じ、そして思い描いたラストシーン。しかしながら、圧倒的に明野タイガース手中に収まったはずのこの流れさえも引き戻してくるレッドさんの底力・・・オーバーラップする2ケ月前の高槻市長杯準決勝戦。あの時と同じように・・・。「お遊びはここまでだぜ!」とばかりに執拗な攻撃力で再び明野タイガースを突き放してゆくレッドさん終盤の底力。最終スコア結果「6-9」・・・紛れもなく地力の差であり、攻守に渡って脱帽の完敗であったと締めさせていただきます。2023年2月・・・まだ「新6年生」と呼ばれてた1年前のさくら杯から数えて春も夏も秋も冬もみんなで励まし合いながらここまで走り抜けてきた2023年度明野タイガースAチームの公式戦トーナメントの旅路。現実として本日、FINAL LAPを駆け抜けたフィニッシュの瞬間。今、こうして、ふと目を閉じれば、数えきれないたくさんの思い出に彩られています。13名の6年生選手諸君はこれら全ての明野タイガースでの野球生活をステップ台にして、次なるステージで新たな仲間とともに、「夢」を追いかけ続けて欲しいと叫ばせてください。そして、1年間Aチームで揉まれたド根性を勲章にして、5年生諸君!!今度はキミ達がこの6年生から引き継いだ夢のバトンをしっかりと握りしめて先頭に立って走って欲しい。公式戦オフィシャルとしては「スポ少春季リーグAチームの部」があと1試合、残されている状況です。ここまで頑張ってきた1年間に有終の彩りでフィニッシュできるよう6年生諸君!!残りあと1か月となった明野タイガース生活を満喫するんだよ。
てなわけで高槻杯はベスト8決戦でその夢、破れてしまったという1日でしたが、完全燃焼と呼んでもいい充実感もあるのではないでしょうか皆さま。本当によくやったよみんな!!何度でも叫ばせてもらおう!!そんなキミ達を含め、明日は明野タイガース全メンバーで乗り込む交流戦DAY。いい天気みたいだぜみんな!!そう、あの球友が待ってくれているんだぜ!!
2件のコメント
明野町の虎吉 · 2024年1月27日 22:33
本日の一戦
古曽部球場には今年度イチの応援団!
父母・ご家族の方はもちろん、低学年母、OB母に妹ちゃん…
相手さんの応援も大勢で、子供達は本球場での野球を満喫できましたね。
私も、その相手さんに負けない大声援に感動させていただきました。ありがとうございました。
朝の練習でお手伝いしてくださった低学年スタッフ・選手のみなさん。「がんばってこい!」のエールまでも多数いただき、ありがとうございました。
お相手いただけたレッドバファローズの皆様、ありがとうございました。
ゲームセットまでベンチで声を張り上げてくれた五年生!ありがとう!
雰囲気を盛り上げてくれたコーチ陣!カメラで選手らのプレーや表情を撮ってくださる撮影隊のみなさま!
今日だけでもたくさんの方に、たくさんの感謝ですね(^^)
さぁ、高学年ナイン!
なんやかんやでトーナメントが終わってしまった明野タイガースAチーム。。。
時に、これでもかと発破を掛けられましたね。
うんと叱られることもありました。
正直、しんどかった日々やったと思います。
厳しい道のりを乗り越え、難しいことへ挑戦する君たちに、我々大人組も熱く、真剣に向き合えました。
野球が上手くなるように…
チームが勝つように…
この先のでっかい夢を叶えるため…
できないことを練習する。
その練習について行けるように
必死に走り、トレーニングをする…
そして、何度も何度も練習したプレーがここぞの場面で出来たとき。
監督・コーチ、大人組は嬉しかった。
でも次の週にはまたできない(笑)。
だからこそやりがいがありました。復習して、そして次のステップへ、強いチームに挑める自信・技術をつけてもらうため、グランドに行くのが楽しかった気がします。
そう、君たち選手らにも「ありがとう」です。
強豪チームのように保有グランドがなく、平日練習・室内練習もないチームですが、シーズン公式戦は勝ち数の方がうんと多く、誉めてあげたい気持ちでいっぱいなのですが、その一方
詰めが甘~い…
悔い残るやろ~、そのプレイ(>_<")
と、今日の今になっても
まだまだやらなあかんで!の気持ちも強く…
ん~、やっぱり総じて自分は「楽しい」が勝ってしまいます(笑)。
6年生には残り1ヶ月。
学童野球を心残りの無いように
楽しんでもらいますよ!
ん?コーチの「楽しい」はちょいとコワイってかw
akenotigers · 2024年1月28日 09:58
虎吉さん
実名で呼ばせてもらいましょう!K邊ヘッドコーチ!!
万感の思い溢れる感謝のコメントをありがとうございました。
高槻杯準々決勝戦、惜しくも力尽きてしましましたが、1年間のAチームの努力の結晶が詰まったような試合でしたね。虎吉さんを始め、選手達と共に1年間の激戦をくぐり抜けた指導者・スタッフ・大応援団の皆さまにワタクシからも叫ばせてください。お疲れ様でした!!!!・・・と。その何倍もの声でもう一回叫ばせてください、ごっついおもろい1年でしたね!!!!・・・と。13名の6年生達、それぞれに入団時期は異なるけど、数年間、毎週末を過ごした明野タイガースでの少年野球生活、マラソンに例えるなら、過酷な道のりを走り抜けていよいよスタジアムへと戻ってきた・・・みんなが大きな拍手でゴールテープの前で待ってるぜ!!さあ、もうちょいや!!・・・オレ達も最高の笑顔でキミ達を送らせてもらいましょう!!
<事務局長>