せめて今日だけ！夏の甲子園を語る！！

ワタクシ、事務局長K本。9月で46歳になります。少年時代から数えて約40年の高校野球ファンであり、夏の甲子園大会が開催されるこの時期は1年で最も大好きな時期であると申し上げても過言ではありません。本日、100回記念大会決勝戦。40年の間、私も幾多のドラマティックな決勝戦を観戦してきましたが、本日の大阪桐蔭ｖｓ金足農業の決勝戦は間違いなく記憶に残る決勝戦であり、今後、居酒屋グダグダネタとして語りまくるものになると断言いたします。その試合が本日、甲子園球場にて行われました。

連日のマスコミ報道にもあるように今回の決勝戦、「東北の田舎の公立高校」」（しかも農業高校！！）が100回記念大会にして東北勢初、悲願の大優勝旗をかけて「最強エリートの集う強豪私立高校」に挑むという漫画チックな構図。秋田県民のみならず東北全域・しいては全国を巻き込んだ現代版百姓一揆の最終章！！ドラクエ世界に例えるならばプロ注目のエースピッチャーを中心に1戦ごとに力をつけ、奇跡とも表現できるような劇的な勝利で強豪校を次々なぎ倒し、ついには関東の雄、日大三高まで飲み込んだ「勇者」が辿り着いたのは最強の「ラスボス」大阪桐蔭が待ち受ける決勝戦！！舞台は「魔物が棲む」と称される甲子園球場！！映画化でもできそうなヒーロー物語。私が少年時代に愛した野球漫画「キャプテン」での墨谷二中ｖｓ青葉学院の決勝戦を連想させてしまうようなワクワク感。生まれも育ちも関西人のワタクシでさえ、本日、手に汗握って応援したのは金足農業でした！！

 しかし、その壁はあまりにも高く、結果は惨敗！！残念ながら、悲願は叶いませんでしたが金足農業が魅せてくれた2018夏物語。年々、涙腺が脆くなったワタクシには耐えきれないほどの涙と何とも言えない爽快感を味わせてくれました。全員が地元県民で構成された地域でお馴染みの「あんちゃん達」のチーム。超高校級のエースを擁したチームではありましたがバント攻撃や積極果敢な走塁、鍛え上げられた堅実な守備などはまさにひと昔前のノスタルジックな高校野球チーム。しかしながら野球の原点が凝縮されたようなチーム。それはまさに「明野タイガース」の卒団生だって・・・！！と夢を抱かせてくれるようなチーム！！それが金足農業がこの夏、魅せてくれた野球ではなかったでしょうか。

 100回記念大会、思えば開幕戦から「絵になる」幕開けでした。あの松井秀喜が開幕戦始球式のレジェンドとして甲子園に帰ってくる・・・！しかもその開幕戦、バックを守るのは母校星稜高校の後輩たち！！あまりにも出来すぎな演出で幕を開けた100回記念大会。決勝に至るまでのドラマティックな試合の数々・・・。その主役に躍り出た金足農業の旋風をも下馬評通りの圧倒的な力で制したのは史上初、2度目の春夏連覇の大阪桐蔭！！

「野球の神様」が存在し、天国で神様に会えたなら、私はぜひ聞いてみたい。「100回記念大会はあなたの仕業ですか・・・と！！」

私も明野タイガースの在籍し6年。今後、何年在籍できるかはわかりませんが、胸に秘めた大きな夢を抱いています。それはどうしても叶えたい、まさに「夢」です。

 明野タイガース卒団生が甲子園大会に出場する。それをあのアルプススタンドで応援する・・・。

レギュラー選手でなくたっていい、控え選手でもいい、スコアラーやマネージャーでもいい。大歓声に送られてあの甲子園の舞台に立つ！！眩しすぎるぐらいたくましくなったその姿は涙でぼやけてしまうかもしれないけど、これ以上ないくらい力一杯の大きな声で応援したい！！これが私の「夢」です！！

無限の可能性を秘めた選手達が・・・かつて「明野」のタテジマを身にまとって松原小学校で一緒にボールを追いかけた選手達が・・・いつの日か必ずやこの「夢」叶えてくれることを信じてるで～！！

 さあ、未来の甲子園球児達の「舞台」も幕が開けるぞ！！

行くぜ！！明野タイガース！！！